企業から寄せられた声(文字情報)

株式会社サンワハウス

会社概要

所在地: 愛知県名古屋市
業種: 建設業
従業員数: 106人

訓練概要

訓練コース: 営業人材育成コース
職種: 営業員
訓練生数: 1人
期間: 平成21年7月1日~10月1日

訪問販売はやってみなくてはわからない

株式会社サンワハウス
事務所内には「目指せ日本一!目指せソーラー100件」の
目標が掲げられている

――名古屋商工会議所(愛知県地域ジョブ・カードセンター)の方が御社を訪問した際、伸びている会社の活気のようなものを感じたそうですね。

 おかげ様で、2005年に京都議定書が発効されてから、太陽光発電、オール電化とも順調に売上げを伸ばしており、現在も昨今の環境ブームが追い風になって、どんどん勢いづいています。以前は、一般住宅のリフォーム販売がメインで、営業担当者には建材や建築物に関する知識、専門的なことをわかりやすく説明するトーク術など、ある程度の経験が求められましたが、太陽光発電やオール電化は、メーカー様が積極的に宣伝されているからか、お客様の関心が高く、ずいぶん営業しやすくなっています。そのような背景もあり、ここ数年はキャリアよりも人間性を重視した採用を心がけています。

――採用にあたって、人間性を見極めるのは難しそうですが?

 正直なところ、面接ではその人の人間性や資質はわかりません。明るく生き生きと話ができるから売上げが伸びるかと言えば、必ずしもそうではない。訪問販売の営業はやってみなくてはわからないのです。その点で、ジョブ・カード制度は、OJTで実際に訪問販売を行うので、その人の向き不向きを知る有効な手段でした。

訓練中に驚くべき実績をあげて正社員に

株式会社サンワハウス
左から森川係長、名古屋商工会議所の水谷さんと溝呂木さん。

――どんな訓練を行いましたか?

 OFF-JTでは建築・建設の知識や当社業務に関する法律、各メーカーのコンプライアンス、商品知識などを習得させました。講師は当社社員が務めました。販売については、「マーケットとは何ぞや」から始まり、当社の強み、売上高、業界でのポジショニング、太陽光発電やオール電化の市場規模、競合他社の動きなどについて講義しました。
 OJTは訪問販売に徹しました。同行した上司や先輩のやり方を見て学んでもらうためです。その後、基本的なマニュアルトークを使って、実際に訪問販売をしてもらいました。訓練期間中に200件くらい訪問したと思います。数をこなすことで、自分のキャラクターにマッチする販売のスタイルを身に付けてほしいという狙いがありました。
 結果、訓練生の方はすばらしい実績を残しました。訓練中にプロの営業マン顔負けの商談もまとめたと聞いています。もちろん、彼は訓練終了後、正社員として雇用されましたが、同時に主任に任命されています。

社員教育の体系づくりのきっかけに

――そのほかに、ジョブ・カード制度導入のメリットはありましたか?

 実は、当社は今まで社員教育について、深く考えたことがありませんでした。ジョブ・カード制度の導入にあたって、雇用のプロセスや教育プログラムを作成しましたが、これらを社員教育の体系づくりに生かしたいと考えています。もちろん、助成金により、採用コストを抑えることができたのも喜ばしいことでした。
 私個人で言えば、自分自身の勉強になりました。例えば、人事・採用担当者なら知っているべき“ワークライフバランス”や“ダイバーシティ”という用語の理解も怪しいものでしたが、これを機にきちんと確認することができました。ジョブ・カード制度が「勉強しなくてはならない」という気づきを与えてくれたのです。

――名古屋商工会議所の支援はいかがでしたか?

 書類の作成が面倒でしたが、名古屋商工会議所の方が丁寧に指導してくださいました。私の作業がなかなか進まないときは、お尻を叩く役目もしていただきました(笑)。当社は名古屋商工会議所の会員企業ですが、今まで商工会議所の事業を利用したことがありませんでした。ジョブ・カード制度を導入したことで、商工会議所の人や幅広い活動を知りましたので、今後はセミナーに参加するなど、積極的に商工会議所の事業を活用させていただきたいと思っています。もしかしたら次も、ジョブ・カード制度でお世話になるかもしれませんね。