企業から寄せられた声(文字情報)

株式会社ウインドプランニング

会社概要

所在地: 神奈川県逗子市
業種: 生活関連サービス業、娯楽業
従業員数: 15人

訓練概要

訓練コース: ウインドサーフィン インストラクター養成コース
職種: スポーツクラブ指導員
訓練生数: 3人
期間: 平成21年4月1日~9月30日

人命を預かる仕事、人材育成には手を抜けない

株式会社ウインドプランニング
ボードが並ぶウインドプランニング社屋。すぐ目の前は逗子海岸

――11月ですが逗子海岸にはサーファーの方たちの姿が見えますね。

 湘南は日本で最も海遊びができる所で、まだ賑わっているように見えますが、昨今の経済不況でお金がかかるマリンスポーツは衰退しています。スクールの運営も厳しいですが、「それなら人件費を削ろう」というような簡単なものではありません。サービスの低下も懸念されますが、何よりも海では、安全を守るための「目」が必要です。
 当社は今まで、スポーツ系の専門学校の新卒者などを採用してきましたが、不景気の影響で学校側がマリンスポーツ専攻学科を廃止してしまいました。人材確保に悩んでいたとき、横須賀商工会議所(神奈川県地域ジョブ・カードセンター)の方がいらして、ジョブ・カード制度を紹介されたのです。

――ジョブ・カード制度のどんなところに関心を持ちましたか?

 経費助成が受けられるところですね。ウインドサーフィンインストラクターは海で人の生命を預かる仕事ですから、海を知っていることが第一です。ところが、海に出るにはモーターボートを出したり、指導員をつけたり、お金がかかります。助成金のおかげで、訓練生たちは6ヵ月間ほぼ毎日、海で訓練することができました。通常インストラクターを目指す人は、週末に海に出た場合2~3年かかるのですが、訓練生たちはめったにできない濃縮した時間を過ごすことができました。「明日もう一度やろう」と「来週またやろう」では全然違いますからね。

「海から学ぶ」を実践できた半年間

株式会社ウインドプランニング
横須賀商工会議所の関根さん(右)に
ウインドサーフィンの魅力を語る眞壁代表取締役(左)

――今回の訓練において、OJTは非常に重い意味を持っていますね。

 ハワイでは「海は学校だ」と言いますが、ウインドサーフィンに関しては本当にそうです。天気を予想すること、風の読み方、波の乗り方・巻かれ方、すべて海に出なければ学べません。以前、自ら『ウインドサーフィンインストラクターマニュアル』を作成したのですが、OJTの訓練プログラムはそれに則して行いました。最初はスクールの生徒と一緒に指導を受けさせ、教室スタッフとして道具出しやウインドサーフィンのセッティングを担当させました。ウインドサーフィンは組み立て方一つで、乗りやすさが違ってきます。僕は彼らに、「生徒がうまく乗れなかったら、セッティングした人の責任」と言っていました。そこまで厳しい意識を持ってほしいからです。それから体力ですね。人を助けなければならないので、最低でも1日、海に出ていられる体力が必要です。正社員となった今、3人の訓練生はみんな筋肉がついてきましたよ。

――ほかにどのような訓練をしましたか?

 外部から講師を招いて質の高い指導をいただけたのもジョブ・カード制度ならでは。気象予報士の方から天気についての基本的知識を、けがが多い仕事なので痛みの緩和法をペインクリニックの先生から学びました。また、海の上では他種目のスポーツの動きを知っておくことも必要なので、それらを体験できる教室に通い教えていただきました。

前進する勇気をくれたジョブ・カード制度

――ジョブ・カード制度に関する感想は? またジョブ・カード制度に望むことはありますか?

 本当によい制度です。手続きについても「難しい」とか「面倒くさい」とかはあまり感じませんでした。商工会議所の方の説明がわかりやすかったし、書類作成にあたっては逐次アドバイスをいただきスムーズに行えました。実は、弊社にとってはジョブ・カード制度導入はグッド・タイミングでした。昨年、弊社は1つの会社を4つに分社化したことで、個々の会社でみれば社員数が減りました。人数を補充したかったのですが、人件費を考えれば縮小もやむを得ないと覚悟していたところ、ジョブ・カード制度のおかげで、むしろ拡大しようという気になりました。
 希望を言えば、補助金の支給が訓練スタート前だとうれしいですね。正直、訓練期間中の経費負担は大変でした。訓練前に支給を受けて、訓練終了後に使用明細書を提出して未使用金や訓練費用とみなされないものを返還するというシステムになるとよいと思います。