企業から寄せられた声(文字情報)

株式会社石丸商事

会社概要

所在地: 愛媛県松山市
業種: 卸売・小売業
資本金: 1,000万円
従業員数: 19人

訓練概要

訓練コース: 店舗運営養成コース
職種: 販売店員
訓練生数: 1人(終了後に正社員採用)
期間: 平成22年4月~7月
訓練種別: 有期実習型訓練(基本型)

1.制度の活用に取り組んだ目的

株式会社石丸商事
店頭販売でのOJTの様子

 ジョブ・カード制度がスタートして間もない平成20年9月、松山商工会議所のジョブ・カード制度普及推進員から制度の活用のメリットなどの説明を受け、早速、協力企業としての登録を行いました。
 その後、ジョブ・カード制度の導入についていろいろと検討を重ねた結果、ジョブ・カード制度を活用した訓練を通じて、訓練生の人となりはもちろんのこと、能力や応用力など、求人に係る様々な要件を判断できると考えて制度の活用を決断し、松山商工会議所への申出を行いました。
 訓練は平成22年4月から開始することとし、訓練終了後には即戦力としての能力や技能を身に付けてもらえるよう、大きな期待を込めてスタートすることにしました。

2.具体的な取組内容

株式会社石丸商事
スタッフ(左)の協力で効率的な研修を実施した

 訓練は、店頭販売の実技を中心に実施するとともに、訓練生を将来の店舗運営責任者の候補として育てるための訓練内容を想定し、かつ、訓練の質の確保を第一に考えました。そのために、まず関係機関のウェブサイトから次のような様々な情報を入手することから始めました。

(1)中央職業能力開発協会
商品管理や売場管理、計数管理、人事管理、顧客対応などの能力ユニット一覧

(2)雇用・能力開発機構
日本版デュアルシステムの訓練終了後の評価シートの作成支援ツール

(3)厚生労働省
モデルカリキュラムおよびモデル評価シート

(4)中央ジョブ・カードセンター
訓練カリキュラムのサンプル

 以上の情報を基に、松山商工会議所など関係機関の指導を仰ぎながら、それぞれの店舗の実態にマッチした訓練内容を検討するとともに、社内講師の人選を行い、訓練実施計画を決定しました。併せて、訓練カリキュラムの内容に即した評価シートの作成も行いました。

3.阻害要因とそれを乗り越えるための工夫

(1)キャリア形成促進助成金の受給資格認定申請書のうち、訓練実施計画(訓練カリキュラム、訓練計画表、評価シート)などの作成については、当社の担当者だけでは対応が難しかったので、松山商工会議所との緊密な連携のもとに、当社が望む訓練内容を訓練コーディネーターに詳細に伝えることにより、希望に沿った内容の訓練実施計画を作成できました。

(2)正規雇用する前の訓練期間を通じて訓練生の適性や性格、能力などを的確に判断することができたので、雇用のミスマッチを避けることができました。

(3)汎用的な評価シートによって客観的に能力評価できたことと、能力評価の段階で当社側の評価と訓練生本人による自己評価のギャップを埋めるための対話ができたことは良かったと思います。

(4)この訓練は4月1日からの訓練開始でしたが、制度の有効性に刺激され、5月6日訓練開始の営業コースも追加して実施し、8月12日に無事終了しました。もちろん、終了後は正社員採用に至り、現在も頑張って営業活動を行っています。訓練終了後の正社員採用は全体で3人です。

4.制度の活用による具体的な効果

(1)本来的には、即戦力となる経験者を雇用したいところですが、むしろ訓練を通じて当社が求める能力を未経験者に身に付けさせることができたことは、結果的に良かったと思います。

(2)訓練の実施に当たっては、社内講師を中心に担当を割り振りましたが、それぞれが担当業務(店頭販売)を実施する中での訓練対応ということでしたので、どうしても本来業務である接客を優先せざるを得ない状況にありました。そこで、社内講師以外のスタッフも、これをカバーするなど全面的な協力を得て、何とかこうした状況をクリアできました。

(3)能力評価に当たっては、評価担当者が全ての訓練状況を見ているわけではありません。そこで、適切な能力評価を行うために、社内講師以外の同じ店舗に在籍するスタッフからの助言も取り入れつつ、公平に能力評価できたことは、何よりだったと思います。

有期実習型訓練の概要

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有期実習型訓練の概要