企業から寄せられた声(文字情報)

株式会社藤岡クロスパーク

会社概要

所在地: 群馬県藤岡市
業種: サービス業
資本金: 1億円
従業員数: 12人
URL: http://www.laranfujioka.com/

訓練概要

訓練コース: 施設管理業務コース
職種: 管理職
訓練生数: 1人(終了後に正社員採用)
期間: 平成22年1月~~23年1月
訓練種別: 有期実習型訓練(基本型)

1.制度の活用に取り組んだ目的

株式会社藤岡クロスパーク
Off-JTの様子

 当社が所在している藤岡市は、関越自動車道、上信越自動車道および北関東自動車道との高速交通の十字軸の結節点に位置しています。
 このような地域の立地特性を最大限に活かし、藤岡市の「新しい顔」として、高速道路や周辺の一般道路、地域住民の利用を想定し、全ての人にとって、「活性化を促し、にぎわいと安らぎの機能を合わせ持つ交流空間」となるよう、藤岡パーキングエリア地域拠点整備事業の一環として、道の駅「ららん藤岡」を整備し、その管理・運営を委託するために、平成11年5月に当社を設立しました。「らららー」と、楽しく過ごせる憩いの場所をイメージし、施設内にある「花の交流館」に飾っている蘭(シンビジウム)は、藤岡市で盛んに栽培されていることから、これらを合わせて、「ららん藤岡」と名付けたわけです。
 当社では、設置施設の管理・運営として、不動産の賃貸や各種イベントの企画・運営、農産物直売所の管理、飲食店の運営、その他の幅広い業務を行っています。このような幅広い業務内容のために、社員としては業務に精通した人材が求められますので、社員の教育・訓練は、人材育成のために不可欠と考えていました。
 会社の設立から既に10年以上が経過し、社員の世代交代が課題となり始めていたときに、藤岡商工会議所の群馬県地域ジョブカードサポートセンターの制度普及推進員の方から、社員を新規に採用するための方法として、ジョブ・カード制度の有期実習型訓練について紹介されたことをきっかけにして、制度を活用することにしました。
 当社の社長は、藤岡商工会議所の副会頭を務めていましたので、商工会議所が実施している各種の事業に積極的に関与していたことも、制度をスムーズに活用できた要因だと思っています。

2.具体的な取組内容

株式会社藤岡クロスパーク
農産物の直売所業務を中心にしたOJT

 1回目の有期実習型訓練は、平成22年度に施設の管理部門の社員を養成するために実施し、訓練生1人を正社員として採用しました。Off-JTの大部分は、社内講師による訓練でしたが、外部の安全衛生コンサルタントによる安全衛生教育を8時間にわたって実施しました。この施設は、多くの人たちが利用しますので、安全教育は大変重要であり、非常に効果的な訓練だったと思っています。
 2回目の訓練は平成23年度に実施し、農産物直売所の業務を中心とした訓練としました。Off-JTでは、1回目と同様に、安全衛生コンサルタントによる安全衛生教育の他に、食料品を取り扱うために、群馬県食品衛生協会の高崎支部による食品衛生責任者養成講習会を6時間にわたって受講させたことによって、食品衛生責任者の資格を取得させました。

3.阻害要因とそれを乗り越えるための工夫

 阻害要因というほどではないのですが、社内教育の重要性に対する社員の認識が不足していたことや、総訓練時間数に占めるOff-JTの訓練時間数の20%をクリアすることが大変でした。
 このため、「人手が足りない」「担当業務が忙しい」などの理由によって、Off-JTの実施には苦労しました。サービス業の特性として、臨機応変の対応が求められることが多いために、計画的な訓練時間の設定ができませんでしたので、「講師を務めた社員の仕事が空いた時にOff-JTを実施する」ことなどで対応しました。また、OJTでは、中堅の社員が講師となって、訓練生とマンツーマンで訓練に取り組みました。
 このように、阻害要因を乗り越えるために最も重要なことは、当社のトップや訓練の責任者はもとより、社員全員の訓練に対する理解があることです。ジョブ・カード制度の有期実習型訓練の活用が決まってからは、社内会議や打ち合わせの機会ごとに「報告、連絡、相談」を繰り返して実施し、全社員の理解を深めました。
 やはり、総訓練時間数に占める Off-JTの訓練時間数の20%という要件が現在よりも少なくなれば、企業にとっては、もっと活用しやすい制度になると思いました。

4.制度の活用による具体的な効果

 「いつも訪れるお客様の立場に立って考え、行動することを原点に、地域に信頼され、地域に役立ち、ふれあいと安らぎの場を提供する施設を目指す」との当社の経営理念から、全ての社員に対しては、一定の「質の高さ」を求めています。このため、人材育成は、会社にとって重要な課題だといえます。
 ジョブ・カード制度の有期実習型訓練を活用したことによって、社員教育を制度として定着させる下地ができたと思っています。訓練の終了時には、教える者も教わる者も、当社の業務に対する姿勢やモチベーション、モラルが間違いなく向上するとともに、訓練生は正社員として定着しましたので、初期の目的を達成しています。
 また、国からの助成金を受給できたことは、ジョブ・カード制度による有期実習型訓練の活用のインパクトとして大きな役割を果たしたと思っています。

(平成24年12月現在)

有期実習型訓練の概要

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有期実習型訓練の概要

有期実習型訓練の概要