企業から寄せられた声(文字情報)

アイテックシステム株式会社

会社概要

所在地: 福岡県飯塚市
業種: 製造業
資本金: 2,000万円
従業員数: 120人
URL: http://www.itec-system.co.jp

訓練概要

訓練コース: 電気器具組立、ケーブル作業、機械設備組立、塗装作業、鋼構造物塗装、機械組立作業、資材業務作業の7コース
職種: 一般機械器具組立工
訓練生数: 7人(4人正社員採用、2人退職 1人訓練中)
期間: 1回・平成22 年12月~23年4月
2回・平成22 年12月~23年4月
3回・平成24 年1月~6月
4回・平成24 年2月~7月
5回・平成24 年6月~11月
6回・平成24 年11月~25年4月
訓練種別: 有期実習型訓練(いずれもキャリア・アップ型)

1.制度の活用に取り組んだ目的

アイテックシステム株式会社
当社の製品「インバータ盤」

 当社は、工場の自動化をはじめ、省力化用機械設備や環境システム(設計、製作、据付)FA、各種プラント用電気設備(制御盤、電気工事、自動化設備)などの産業機器を製作している会社です。
 現在は、機械・環境システム部門と電機部門の2つの部門があります。鉄道関係設備をはじめ、自動車関係設備や一般産業設備、一般産業機械電気品、受配電設備電気品、発電所設備電気品などの幅広い分野でのシステムの製品をお客様に提供しています。機電一体となって個々のお客様に合った仕様で製作し、各設備品単体での製作から一括製作まで行っています。
 現在、従業員は120人います。その内訳は、正社員が73人、アルバイトとパート社員が47人です。当社のような中小企業で人材を育成・確保するために正社員を雇用する場合は、限られた費用と時間で選考せざるを得ません。このため、応募者の能力や適性を判断することは難しい状況にあります。そうしたこともありましたので、これまでは、即戦力となる中途採用の社員のほか、最初はアルバイトやパート社員として雇用し、その方の能力や適性を判断した後に、正社員として何人か採用してきています。
 このようなときに、飯塚商工会議所に設置されている福岡県地域ジョブ・カードサポートセンターの制度普及推進員の方から、ジョブカード制度の有期実習型訓練についての説明を聞く機会がありました。
当社としては、今後も、アルバイトやパート社員などを正社員に登用したいと考えていました。このため、有期実習型訓練の仕組みは、このような当社の人材の育成・確保についての考え方と一致していましたので、早速、活用することにしました。

2.具体的な取組内容

 前述の制度普及推進員の方の指導を受けながら、これまでに5回の有期実習型訓練(いずれもキャリア・アップ型)を実施し、訓練の終了後は、5人の訓練生(=契約社員)全員を正社員として採用しています。
 訓練カリキュラムは、職種によって異なりますので、実践的な業務を経験してもらうためには、OJTの時間を多くするとともに、安全関係にも時間を費やしました。加えて、仕事上で必要な資格を取得させるために、外部の教育訓練機関での技能講習を訓練実施計画に必ず入れるようにしました。全体的には、日常業務の内容に沿った訓練カリュキュラムとしています。

3.阻害要因とそれを乗り越えるための工夫

 上記のように、契約社員を対象とした有期型実習訓練を5回実施してきました。これまでは、仕事上で必要な技能講習や安全講習などの教育訓練は、必要に応じて外部の教育訓練機関で実施してきましたが、期間の長い社内での訓練は、今回が初めての経験でした。
 特に、指導担当者については、社員の中からの人選に苦労しました。どの社員も、日々の仕事が忙しいために、指導担当者になると、自分自身の業務に従事する時間がとられるためにいやがるからです。しかし、有期実習型訓練の目的や趣旨などについて指導担当者に十分に説明したところ、社内教育の必要性についての理解を得ましたので、協力してもらうことができました。
 また、訓練カリキュラムは、職種に合わせて4種類作成しました。職種によっては、作成するのに難しさを感じましたが、福岡県地域ジョブ・カードサポートセンターの制度普及推進員の方の懇切丁寧なアドバイスがありましたので、何とか作成することができました。

4.制度の活用による具体的な効果

 当社でのこれまでの人材の育成・確保策としては、主に即戦力となる方を中途採用してきました。これは、日々の仕事が忙しいこともあり、優秀な人材を育成するためには、時間と費用がかかるからです。
 しかし、今回の有期型実習訓練を実施したことによって、社内教育の重要性を感じましたので、社内教育のシステムをつくるきっかけにもなりました。訓練を重ねるごとに、社内教育のシステムが少しずつですが、構築できてきています。新たに作成した訓練カリュキュラムは、社内教育にも活用しています。
 今後は、この訓練カリキュラムを徐々に改善し、しっかりとした社内教育のシステムを構築したいと思っています。
 また、これまでは、キャリア・アップ型の有期実習型訓練だけしか実施してきませんでしたので、今後の新入社員を採用するときには、有期実習型訓練の基本型を取り入れたいと考えています。

(平成25年2月現在)

有期実習型訓練の概要

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有期実習型訓練の概要