企業から寄せられた声(文字情報)

株式会社香月園

会社概要

所在地: 愛媛県新居浜市
業種: 小売業
資本金: 1,000万円
従業員数: 4人
URL: http://www.t4u.co.jp

訓練概要

訓練コース: インターネットショップ販売コース
職種: インターネット販売
訓練生数: 1人(訓練中)
期間: 平成26年7月~12月
訓練種別: 有期実習型訓練(キャリア・アップ型)

1.制度の活用に取り組んだ目的

店舗の外観
店舗の外観

 当社は、昭和54年9月に設立した(株)香月園茶舗で店頭販売している抹茶と茶道具をインターネット販売することを目的として、平成16年1月にティーフォーユー(株)という会社名で創業し、今年4月からは現在の名称に変更しました。
 インターネットの登場とともに、消費者の購入スタイルが変化し、インターネット販売の需要が徐々に高まってきたと感じましたので、一から勉強してインターネット販売の基礎を習得しました。
 インターネット販売を本格的に行うためには、やはり優秀な人材が必要だと思いましたので、今から2年ほど前に同業の知人に相談したところ、この知人が実施したというジョブ・カード制度の有期実習型訓練を紹介してもらいました。
 早速、新居浜商工会議所の愛媛県地域ジョブ・カードサポートセンターを訪問し、そこの制度普及推進員の方から、ジョブ・カード制度の有期実習型訓練についての詳細な説明を聴きました。その説明によると、有期実習型訓練は、訓練カリキュラムを予め作成し、計画的に教育して人材を育成できる素晴らしい制度だと感じましたので、当社でも実施することにしました。
 当社では、これまで有期実習型訓練を4回、若者チャレンジ訓練を1回実施してきています。現在では、当社で勤務しているパートの非正規社員を対象として5回目の有期実習型訓練に取り組んでいるところです。

2.具体的な取組内容

 現在実施している有期実習型訓練は、訓練期間が6カ月間であり、OJTは680時間、Off-JTは280時間としています(総訓練時間は960時間)。
 OJT、Off-JTともに、訓練の指導は、代表取締役である私が務め、訓練カリキュラムに沿って計画的に行っています。商品知識に関する内容は、お客様から商品についての問い合わせが実際にあった際に、その商品に関する知識を再教育するなど、理解を深めさせるようにしています。そうすることによって、需要の高い商品ほど知識の習得が早くなります。また、Off-JTのネットマーケティング基礎は、私が学んだ楽天大学の資料を使って指導しています。これは、非常に分かりやすく、実践に沿った内容で進めています。
 制度普及推進員の方にも定期的に訪問してもらい、訓練日誌の書き方や訓練の進め方など、丁寧に指導してもらっていますので、大変助かっています。

3.阻害要因とそれを乗り越えるための工夫

店内の風景
店内の風景

 訓練計画の作成から訓練の指導、訓練の期間中の書類の管理までは、私が一人で行っているため、最初は負担に感じましたが、制度普及推進員の方に書類の作成などを支援してもらっていますので、負担が随分と軽減されました。
 このように、制度普及推進員の方に支援してもらったお蔭もあり、ジョブ・カード制度を繰り返して活用できたと思っています。

4.制度の活用による具体的な効果

Off-JTの実施風景
Off-JTの実施風景

 ジョブ・カード制度を活用する前は、人材を採用してから行き当たりばったりの教育になっていましたので、業務についての習得の度合を把握しにくかったために、指導する側も指導の内容にばらつきがあったりしました。その結果、仕事を覚えるのが遅く、非効率的であったと思っています。
 ジョブ・カード制度を活用した後は、訓練カリキュラムに沿って計画的に教育できますので、訓練生も業務内容を着実に理解し、不足している部分をその都度、補うようにさせるなど、効率的に人材を育成できていると思います。
 インターネット販売は、日々、勉強することが多く、従業員のスキルの均質化と共有化が重要ですので、SNS(Social Network Service)を活用し、各自が気付いたことをこまめに伝えるようにさせるなど、社内での情報の共有化を心がけています。
 ジョブ・カード制度の有期実習型訓練と若者チャレンジ訓練を活用して有能な人材を確保・育成できたことによって、売上も大幅に増加していますので、大変ありがたいと思っています。
 現在、海外からの注文が増えてきており、外国人への対応が必要になってきたため、今後は従業員に語学を習得させることが課題です。先日も、市場調査を行う目的で、訓練生とともに中国に行ってきました。現地では、今、抹茶が大人気であり、さらなる販路の拡大の手がかりをいくつか掴んできました。こうしたことは、訓練生にとっても良い刺激になったと思います。
 有期実習型訓練と若者チャレンジ訓練の実施を通して実感したことは、「企業は、人材によって決まる」ということです。計画的に人材を育成することが売上の増加につながり、社内の雰囲気や従業員の働く意欲の向上にもつながると痛感しています。

(平成26年10月現在)

有期実習型訓練の概要

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有期実習型訓練の概要